#株式投資ノート

相場に関すること全般

なぜ景気がいいのか?なぜ消費者物価や資産価格が高騰しているのか?

パンデミック発生以来、財政・金融政策は経済と金融市場にかつてないほどの流動性を供給してきました。

2020年2月以降2021年11月までのM2は5.9兆ドル増の21.4兆ドルです。上昇をリードしているのは要求払預金の構成要素で、同期間に3.2兆ドル増の4.6兆ドルに達しています。M2は現在、名目GDPのほぼ1年分に相当します。

パンデミック対策による過剰流動性は現在3兆ドル程度と推定されます。これは、11月中の実際のM2水準と、パンデミック前のM2傾向との差です。

財政のパンデミック対策で連邦政府の赤字が膨れ上がりました。9月30日に終了した2021会計年度の連邦政府財政赤字は2兆8000億ドル近くに達し、2020年の赤字よりは約3600億ドル少ないが、パンデミック前の2019年に発生した不足額の3倍近くとなりました。これは、3回にわたる「経済的影響額」の支払いや、その他多くの救済・支援プログラムを反映したものです。

FRBのバランスシートは、パンデミック開始以来、ほぼ5.0兆ドル拡大しました。11月までの過去11ヶ月間、FRBは毎月1,200億ドルの債券を購入しました。12月中にそのペースを下げ始めたが、3月までこの購入プログラムを止めることはありません。

このプログラムが終了し、FRBが利上げを開始する可能性が高いため、株式の強気相場はしばらくの間停滞する可能性があります。しかし、来年の株価を上昇させるための流動性は、これまでの一連の景気刺激策から十分に残されています。FRBは来年、連邦資金金利を3回引き上げ、0.75%にするとの見方が強いですがこの程度なら相場がクラッシュするほどではないと考えています。