#株式投資ノート

個別銘柄の分析やPFの記録など

長期投資のマインドセット 株価の乱高下でも平常心で株と付き合っていくには #株式投資

ポジションを持つと日々株価が気になり,調整局面では含み損のプレッシャーに耐えられずで安値で売却してしまった。本来は長期投資のスタイルでエントリーした。株価の乱高下でも平常心で株と付き合っていくには何か良い方法はないか?

 

個人的な意見としては,本気で長期で考えるのであれば,どういう銘柄を狙うのかにもよるが,当該銘柄や類似業種のHistoricalな株価成長率+累積配当額を見ることと,複利的な以下の計算式を心の片隅に入れて置くことが重要かと思われます。

 

また,その帰結として,長期でそういった銘柄を保有するのであれば日足は気にせず,なるべく週足・月足で見ておくとメンタルディフェンスになると思われます。

(他方,スイングトレーダーだと日々の動きを見ておく必要があります。)

 

ここで,複利・指数関数の性質について考えてみたいと思います。

 

1日0.1%の増加を1年:1.001^245≒1.2775 ※245は営業日数

年利20%(internal return rate: IRR 20%と表現します。)で行こうと思えば,複利平均で考えると, 1.2^(1/245)-1≒ 0.000744 つまり1日平均0.0744%上がり続けてくれればOK

ちなみに年利20%を5年(すなわち4回)継続すると,1.2^4=2.0736となりますので,約2倍になる計算

私の手元の計算ではAmazon.comの2003年-2020年の株価成長率は複利換算で年約36%(もう少し長く取っても30%はあると思います。)。計算式は2020年時の株価を2003年時の株価で割って何倍になったかを出し(”multiple”とここでは表現します。),それを(年数-1)乗根します(”^(1/(年数-1)”)。

 

計算式:multiple^(1/(年数-1))

2003年初は19.16$,2020年年央は3148.02$ → 164.30倍 →これを17年半で達成しているので,16.5乗根すると,1.3623…

 

網羅的に調べたわけではないですが,日本の個別銘柄だと,期間の設定の仕方次第だが,MonotaRO(1.65x程度)やダイキン工業(1.26x程度)エムスリー(1.1x程度)が現在までそういった定率での株価成長のチャートパターンを形成しています。ニトリも2018年6月ごろまでそうでした(もしかすると昨年の大躍進でまた成長パターンに復帰しているといえるかもしれません)。

 

※なお,この計算式は簡便のため累積配当額を考慮していないので,高配当バリュー銘柄を狙って配当を再投資に回す複利運用する際は,累積配当額を計算に組み込む必要があります。

 

複利の考え方をさらに深めます。下の画像はAmazon.comの株価推移です。

今の株価がすっごく高すぎるように見えますね。

 

しかし,企業の規模も大きくなって投入する資本が増えて資本の利回りが一定の場合,複利的成長となるはずですが,なぜ株価はリニアスケールで表示されるのか?という点に疑問を持たないといけません。

 

そこで,ログスケール(対数グラフ)で同じ株価推移を見てみましょう。このスケールは定率での表現に適しています。ITバブル後沈みましたが,それも1年程度で値を消す一時的なものとなっており,トータルで見ればきれいな直線になっています。


https://www.barchart.com/stocks/quotes/AMZN/technical-chart?plot=BAR&volume=total&data=MO&density=X&pricesOn=1&asPctChange=0&logscale=1&sym=AMZN&grid=1&height=500&studyheight=100

barchart.com

いかがでしょうか。

 

次に,ファンダメンタルズについて考えてみたいと思います。


株価を決める重要な機能的フィクションの一つは,業績(ファンダメンタルズ)です。実際に財布に手を入れてキャッシュを抜けるわけではないので,これはフィクションなんですが,やはり財布の中身が当該財布の価値を表現しているという共通認識の元,トレードが成立し,市場が成立します。

 

Amazon.comのファンダメンタルズはどうでしょうか。1999年のインタビューでジェフ・ベゾスは,「結局他社どうこうではなく顧客満足にフォーカスすれば勝てる」ということを言っていました。そこで勝てればwinner-takes-allするという意味と私は解釈します。

www.cnbc.com

 

長期投資は,煎じ詰めれば,当該企業の長期的成長性ないしは当該企業に長期にわたり安定的にキャッシュを生み出し続ける力があるということを信じるかどうかだと思われます。

 

onlythegoodyoung.hatenablog.com

 

 

ちなみに同じくらい重要な話が利確についても言えます。ここでは詳述はしません。

こちらの過去記事は,少し違った立場(トレンドの重要性を強調したスタンス)で書いています。本記事とこちらの過去記事と合わせて読んでみていただければ,より複眼的に見ることができると思います。

 

onlythegoodyoung.hatenablog.com