#株式投資ノート

個別銘柄の分析やPFの記録など

「テクニカル」について #株式投資

トレンドをどのように見極めるか

 

テクニカルについては,答えがない分野ですが,自分の思うところを書き留めておきます。独断と偏見であることをご容赦ください。

 

まず,ボリンジャーバンドについて。

前は見ていましたが,今は私は使ってないです。

ボリバンはランダムウォーク(物理学でいうブラウン運動)を前提に+-1σに残る可能性が90%という考え方だったはずですが,今は転じており,+1σより上なら強気(バンドウォーク),逆は弱気,という考え方かと思います。

あまりロジカルな感じはしませんし,考慮要素が著しく不足していると思われます。

 

単純に,移動平均線(単純平均でも加重平均でも)の上で推移してるならOKみたいなところをファンダメンタルズやバリュエーションと照らし合わせながら見ていくということで十分かなと思ってはいます。普通5日,25日,75日,200日あたりかと思いますが,ここは5日,20日,60日,120日とかでもおもしろいかもしれません。移動平均線にタッチして下髭で押し返したところあたりを下げトレンド転換のサインと見るというのはよく私は使います。

 

ボリンジャーバンドのバンド収束もよく見られたりしますが,バンドが収束してその後上や下に抜けるというのも,ある意味トートロジー(抜けてトレンドが発生したからバンドが広がっているだけ)であり,それよりも,三角持ち合いやレンジ相場という現象把握をして,回転日数で売り終わりが来たかどうかをみていった方が良いはずです。

 

私はバリュエーションとセクターローテーションからのアプローチで,テクニカルは結構直感でやってしまっているのですが,もしテクニカルも基礎から勉強しよう,ということであれば,アプローチとしては,デイトレーダーローソク移動平均・板・信用残・回転日数などの需給分析を勉強しないといけないなとも考えています。

 

今のところは,カップウィズハンドルでも十分な気はします。

カップウィズハンドルのハンドルができて上抜けたたら,それまでの上値抵抗線が下値支持線にトレンド転換したとみて自信をもって買いに行く,また,新高値を取りそうで一回垂れても,その下げがパラボリックでなければ(自己流ですが…[右上に膨らむ曲線=パラボリック/左下に膨らむ曲線=パラボリックでない]),ビビらず持っておくという感じかと思います。

 

そういえば今オニールが流行っていますね。去年はそんなことなかったと思います。
マザーズ銘柄のCANSLIM分析は誰もやってなくておもしろそうです。梅木さんが明示的ではないですが取り入れてます。シバタさんややすさんは特にオニール式ではない印象です。

 

テクニカルに対するアンチテーゼとしては,会社が成長してPERで正当化されて希薄化もわかっているのであれば,ガチホで良いという考え方で,そこはテクニカルの世界とは違った世界線ですね。しかし,それは危険な思考停止です。

calil.jp

「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」の書評 レベル1→10になるためのヒントがふんだんに盛り込まれた大個人投資家cisの自伝

 

やっぱりGAFAを見ててもPER30xの世界なので,PSR→PERのところに谷や停滞期があって,そこをどう乗り越えていくかについてが,個人的には一番気になっています。

 

そこで見るとTESLAやマザーズの大所についてはあれだけ大きくなればどこかでPER評価になっていくと思うので,その辺りが一度ショックで調整してそれなりの水準で落ち着くのか,さらに成長して盤石になるのかというところがキーになるかと思います。

 

何を言いたいかというと…

 

 

こちらニトリの株価ですが,34期増収増益企業です。それにもかかわらず,2万円の高値を付けたところから,1万3000円付近へ2回,タッチしています。

 

そうすると上に例示したのcisさんのように,ファンダメンタルズではなくてトレンドフォローで,業績は成長していてもダウントレンドになったら一回降りるということも,真剣に検討するに値すると考えています。ただそれが単なる個人投資家のふるい落としですぐに戻すのか長いカップを形成しに,長く雌伏の期間を経る(株価低迷する)のか(「カップかハンドルか」)は,なかなかわからないところはあります。

 

なお,エントリーポイントが十分安ければニトリのようなグロースであれば35%程度の調整であっても気にならない(グロースしている限り,長期的に見て株価が下がり続けるということはあり得ない)ということもあるかと思います。そうするとエントリーポイントはとても重要で,ニトリは2000年代中盤に新高値を取り続けた若いときに入っておければOKという感じはします。ちょっとグラフがつぶれていてその辺りも拡大すればそれなりにふるい落としはあったかと思います。

 

そこまで考えると,とにかく売りタイミングの補助線が引ければ手法は何でもいいわけで,
・ボリバンの-1σや-2σ
・5日,25日,75日などの移動平均線がマイナス方向になったとき ※日数はそれぞれ
・25日,75日,200日などの移動平均線を割ったとき ※日数はそれぞれ
・5日移動平均が25日移動平均,75日移動平均線などを下抜けたとき(デッドクロス) ※どのデッドクロスを重視するかは人それぞれ

のように,とにかく逆指値を考えておけば,「値幅の下げ方向を取らなくて済む」という,欲や恐怖や,銘柄への愛着などの感情を排したルールということでより勝ちやすくなるということなんだろうなと思います。主に心理面の効果であり,これは感情を排するためのものというレトリックであれば,くしくも「テクニカル」の語感と著しくマッチします。

 

なお,逆に利確ラインを明確に設定する,という考えもあり得るとは思いますが(オニール式のマーケットスミスは利確ラインも表示されているようです。),グロースを相手にするときは少し難しいかもしれないなと思います。業績もマルチプル同時にエクスパンドしていくのが通常なので。要は成長している限りは売らないわけで。

 

グロースを相手にするときは,あらかじめ利確ラインを設定するのではなく,決算を重視することも考えられます。オニール式で,銘柄選定・エントリータイミング・損切ライン以上に気にすべきなのは,「利確タイミング」ですね。その中では成長率の変化率についてはよく見ていかないといけないですが,一つ一つ手計算が必要なところで地道な作業だけど強力な作業です。

 

ただ,先日のZoomの超絶決算での寄り天での売り,のようにこれはあまり深く考えずに特需の終わりの節目で売る(事実で売る),ということで十分対応できるような気もします。コインベースが上場してビットコインを売る,ワクチンが承認されてワクチン株を売る,というような,ブームの終焉を当てるということは決算より直接的,という感じがします。マーケットとの阿吽の呼吸ですね。握力も大事ですが,売り逃げて現金化するなら,リスクオフされるのでその後外れて上がってしまってもいいじゃないですか,ということで。「極まった感」というのはなんとなくわかるような気はします。

 

なお,上記は主に利確タイミングの話でしたが,損切りは-5%とか-8%で考えておけばいいと個人的には考えています。ロットを分割して買うのとは別に,突発事情で想定以上に下がったときのナンピンはしない方がいいと思います。

 

ちなみに,インフルエンサーは銘柄選定とエントリータイミングの話しか基本しません。損切はカッコ悪いので言わない,利確タイミングもあまり言わないですね。彼らの営みは非常に素朴なものということを理解しておく必要があります。