今週もやっと終わりますね。
日本経済悲観シナリオを考えてみました。あくまでもリスクケースです。
赤字財政(年間-50兆円) →
国債発行金額増大(現状1000兆円) →
金融機関の資金不足(現状1400兆円)・企業の資金調達困難・国債消化困難 →
円安・インフレ・不動産価格下落・株安 →
スパイラル的に円安・インフレ・財政悪化 →
円資産投げ売り・預金取り付け騒ぎ →
バンクホリデー・預金引出制限 →
預金封鎖・新円切替え

- 作者: 小黒一正
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2010/08/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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対処法
- 外国の金融機関に現地通貨建てで預金(金融制度の整った国の格付けの高い銀行を選ぶ。負債のない国:シンガポール・スイス・ノルウェー・スウェーデン,ウランと穀物を有する国:ロシア・カナダ・オーストラリア)
- 固定金利で借りて,減価しない資産(土地・金・絵画等の希少財)を買う
- 日本国債ベアETF(ニューヨーク市場に上場された日本国債ベアETFは,ティッカー「JGBS(レバレッジ1倍)」と「JGBD(レバレッジ3倍)」の2本。ドル建てなので,国債下落だけでなく円安でも利益が出る。米国の証券会社で取引すれば,資産は米国の法律で保全される。
※JGB:日本国債(Japanese Government Bond)
※国債ベアファンド:国債価格が下落すると利益を生むように設計された投資信託。レバレッジをかけても国債先物取引とは違い基準価格がゼロを下回ることはない。
タイミング
第一ステージ 国債価格の下落による金利上昇,マイルドな円安とインフレによる景気浮揚,緩やかな財政悪化(2020年ごろまで)
第二ステージ 国債価格のさらなる下落,円安と物価上昇(通貨価値下落)のスパイラル,財政の顕著な悪化(2025年ごろまで)
最終ステージ 日本国が国債のデフォルトを宣告/ハイパーインフレによる資産目減りを利用した国家財政リセット/ハイパーインフレ下での預金封鎖を活用した金融機関救済/新円切替えによるインフレストップ