自分がパナソニックを去った理由と電通の問題
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時間は経っていますが,この事件を振り返りたいと思います。
日本社会の縮図です。
自分が在籍していた某大企業(パナソニック)の印象は,
- ブラックな部分が見られる。電通の事件を見て十分ありうると思った
- 理念は絵に描いた餅で,それを現場に落とし込もうとしている人間がいない(結局サラリーマン)
- 社内手続が全て,いいビジネスにするのは二の次
- 事務処理的に物事を進めていくようなことはうまいが,本質をとらえていない(数字の根拠がおざなりなど)
- 部長クラスでも基本的にはプレーヤーであり,人のマネジメントがわかっている管理職がいない
- いい人はいるが,そのネットワークが疎で会社が変わるような感じがしない
- 無駄なことや,理不尽なことが多い。システムに由来している
結構このニュースを見て特殊ではないと思った。
自分はサラリーマン気質の人間や組織を嫌悪していることがよくわかった。自分のキャリアに対してほとんど実質的な意味がなかった(反面教師的な意味はあっても)。
だいたい全体を見たが,周りはレベルが低く,学べることがない。仕事も遅く,一緒にやっているとみていられないくらいつたない人が結構いて,こちらにもとばっちりが来ることがあった。実質的な価値に繋がったり競争優位を導く仕事をせず,会議室の調整ばかりやっている(それを仕事と思い込んでいる)人が,感覚的に4分の1くらいいる。
あと,無駄に残業しすぎ。
ピアプレッシャーが強い。
上の世代はサラリーマン気質で「とにかく耐えて上に行き」発言権を獲得していくようなふうに考えているが,元気な中小企業やエクセレントなベンチャーを見てきて,今の世の中そんなことがまだ必要なのかきわめて疑問。