ミーハーなのは充分わかっていますが・・・
先日「君の名は。」のDVDを買いました。私は昨年映画館で5回観ました。
アニメ作品はあまり観ないのですが(エヴァンゲリヲンはとても好きでしたが),自分の中で今まで見た映画の中で真に最高と言えるものでした。
新海誠というクリエイターがすごく気になり,「言の葉の庭」や「秒速5センチメートル」という彼の他の作品を観たり,彼のインタビューを聞いたりしています。
新海監督は,インディーズの頃は25分くらいの作品を一人で家で作っていたというのもとても興味深かったです。
初音ミクなどとも通底するのですが,無名のクリエイターがITのおかげで作品を製作し,発表でき,世に出られ,メジャーになれるというのがとてもexcitingだと思います。
さて,「君の名は。」の劇中では,いろいろと心に染みるようなシーンがありました。
たくさんあるのですが,
彗星のシーンは冒頭と中盤で全く同じものが,文脈が変わると全く違って見えるのも,ひとつ見どころではないでしょうか。
三葉がなぜ髪を切ったのか考えたりして,とても切なくなりました。
お互いの名前や思い出がどんどん消えていくのは,時空の歪みを是正しようとする宇宙の法則によるものなのではないかと解釈されますが,その圧倒的な力の前に,「赤い組紐」が手掛かりになり,瀧と三葉が再会できるというちっぽけなひとつの「抗い」になんとも言えない希望を感じました。
ひとつひとつのシーンが心に迫ってきて最初から最後まで涙が止まりませんでした。
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