k's point of view

経営を本業とし,その現場で毎日活動しています。このブログは,旧司法試験の問題を中心に,新たに実務的視点で考えてみるブログでしたが,最近は,ビジネス関連の雑考や法律・ビジネス関連の書籍紹介の記事が多くなっています。

大企業の古い体質・サラリーマンの問題

 

今回は少し私的な記事です。

 

 

私が大企業(パナソニック)に来て感じた印象は,

 

・理念がしっかりしているが,絵に描いた餅で,それを現場に落とし込もうとしている人間があまりいない

 

・結局サラリーマンで,ビジネスの仕方を知らない

 

・社内手続が全て,いいビジネスにするのは二の次

 

・事務処理的に物事を進めていくようなことはうまいが,本質をとらえていない(数字の根拠がおざなりなど)

 

・社内手続が面倒くさい

 

・部長クラスでも基本的にはプレーヤーであり,人のマネジメントがわかっている管理職が思ったほどいない

 

経理・財務・人事はしっかりしている

 

・まれにいい人はいるが,そのネットワークで会社が変わるような感じがしない

 

 

自分はサラリーマン気質の人間や組織が嫌いだということがよくわかりました。自分のキャリアに対してほとんど実質的な意味がないような気がしています(反面教師的な意味はあっても)。

 

 

また,法務をとってみても,だいたい全体を見ましたが,周りはレベルが低く,学べることがありません。仕事も遅く,一緒にやっているとみていられないくらいつたない人が結構いて,こちらにもとばっちりが来ることがあります。契約をストラクチャリングしたり起案したり審査する仕事をせず,会議室の調整ばっかりやっている(それを仕事と思い込んでいる)人が,感覚的に4分の1くらいいます。

 

 

あと,残業しすぎです。工場の現場では原価低減をやっているにもかかわらず,です。

 

 

頭数的には課長の下のクラスが多いですが,このランクのおじさんたちは話になりません。寄せ集めの集団であり,総じてかなりレベルが低い印象です。

 

 

自分の上の世代はサラリーマン気質で「とにかく耐えて上に行き」発言権を獲得していくようなふうに考えています。みんな同じことを言いますが,組織に属するか否か,属するとしてどのような組織に属するか,選べる時代に来ており,今の世の中そんなことがまだ必要なのか疑問にも思います。

 

 

勉強になっているのは,法務に蓄積している社内の実務的知恵のアーカイブがまず一つ。

 

 

もう一つは,各専門職を巻き込んだプロジェクト推進の体制整備やそのための社内調整や,その調整のための企画資料の作成手法です。これから部署の移動を経験すれば企業をとりまく外部の事業環境やコアビジネスなどのビジネス面も学べるでしょう。しかし,そんなにぽんぽんいろんなところは経験させてもらえません。

 

 

企業の中にいる人は外のことがわからない。視野がとても狭い。日本経済全体の病気です。

 

 

サラリーマンに辟易としています。

 

 

それを間近で見られただけでも非常に勉強になりました。