k's point of view

経営を本業とし,その現場で毎日活動しています。このブログは,旧司法試験の問題を中心に,新たに実務的視点で考えてみるブログでしたが,最近は,ビジネス関連の雑考や法律・ビジネス関連の書籍紹介の記事が多くなっています。

新電力業界考察

今回は自分が片足を突っ込んでいる新電力業界の話題。

 

PPS(新電力)ってどうやって儲けているの? – EneLeaks(エネリークス)

↑これは良記事です。

 

みなさん,新電力は使ってますか。リスクなく電気代が安くなるのでぜひオススメします。私の家では東京ガスの電力を利用しています。

東京ガス : 電気のこと / 東京ガスの電気 まとめておトクな3つの理由

 

さて,今回は,ビジネス的観点から,新電力について自分なりに考察してみました。

 

新電力の会社は,今後淘汰が起こると考えられます。

 

新電力のリスクとしては,

コモディティであり競争によりすぐに最低価格となり,収益性が低くなる

・形骸的な発送電分離による託送料の恣意的な変動

・卸取引所の価格の変動

原発稼動による一般電気事業者の電力料金の低下

・スマートプランなどの対抗策

・顧客の与信リスクの負担(支払いが止まっていても3ヶ月は送電し続けなければならない)

・請求・手数料の細かい支払いによる加速度的な事務負担の増大による固定費増

・同時同量の読み誤りによる課徴金

・競争激化による広告宣伝費

・ガス事業者や通信キャリアのように追加コストが少なく電気を取り扱える価格破壊プレーヤーの伸張

といったところでしょうか。

 

なお,PKS発電事業者だと,

・PKSの需給逼迫や(特に中国)

・混焼している石炭価格の変動(資源高)

があります。

 

太陽電池発電所は日照に依存し安定電源足り得ないことから,定格のKWに対して,需要に応じた実際の安定電源としてのkWhとしてはおそらく機能しないでしょう。

 

特に,一般家庭やマンション共用部は朝と夕方と夜が需要のピークと想定され,電気は溜められないので,太陽電池発電所はよい電源たりえません。

 

会社によっては,うまく工場とレジデンスをミックスしてピークを平準化しているようです。

 

当然,今の内に顧客基盤を作り,ビッグデータ化や他の商品・サービスのクロスセルや事業売却等で,今後別の方法でマネタイズしていくこともありえ,価格破壊プレーヤーたちもそういった次の展開を想定しているかもしれません。

 

もし例えば新電力が飛んだとしても,当然停電にはならないのは常識ですが,ヴァーチャルな需給関係に過ぎないことを想像できない一般ユーザーからは,いろいろ言われたりするのではないかと思います。