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k's point of view

経営の現場で,サラリーマンとフリーランスの境目にいる者です。旧司法試験の問題を中心に,新たに実務的視点で考えてみるブログです。その他ビジネス関連の雑考や法律・ビジネス関連の書籍紹介もいろいろ記載していく予定です。最近は映画についての感想も縷々書いています。

イギリスがEU離脱なら,「日英同盟」の復活を狙え

世界情勢・世界経済

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イギリスのEU離脱の国民投票の結果が出ましたね。まさか離脱となるとは,というのが正直なところです。

 

グローバリズムの反動が世界のあちこちで起こっているようです。

 

思い返せば,オバマが就任当初,中東和平を訴える演説をし,ノーベル賞をもらったが何もせず,イラク軍の残党を尻目に米軍を撤退させ,イラク軍残党を母体としてISが出てきました。そのISによりシリアを中心として100万人以上の難民がトルコ・ギリシャを経由し,シェンゲン協定によってEU各国に押し寄せ,EU各国に甚大な被害が生じることとなりました。テロと難民の「輸出」といってもいいでしょう。独裁国家イラクという「栓」が抜けたことが今の混迷を作っており,個人的にはブッシュjr.のイラク戦争までさかのぼって中止させたい気持ちです。

 

当のアメリカでは孤立主義が進行中で,きれいごとを言って何もできないオバマに代わって「アメリカ中心主義」で,みんなの本音を言い当てるトランプが人気を博している状態です。

 

これらの事象がイギリス国民の心に作用したことは否定できないでしょう。これら一つでも欠けていれば,今回のEU離脱の国民投票結果にはならなかったでしょう。

 

今回の国民投票はその結果に法的拘束力はないとのことで,離脱をするにしても,何年かかるかわからないとも言われており,いきなりこれで大きく世界が変わったとみるのは時期尚早です。

 

ただ,ここで日本国に提言したいのは,今こそ戦前の日英同盟よろしく,海洋国家(Sea Power)の国同士,軍事や貿易や技術交流でイギリスと近づくチャンスで,これを活用せよということです。日本が明治維新を達成し,一世代で工業化を達成したのは,鉄道をはじめとするイギリスからの技術援助や資金援助があったからです。これから,EUは見せしめとして離脱者イギリスに冷淡な措置を取っていくものと推測されます。この時こそ,日本はイギリスとFTAその他の条約やトップ交流で協力をしていき,イギリスのハードランディングを緩和するよう全力で支えていくことが,お互いにとって利益になるものと思われます。

 

(憶測の域を出ませんが,北欧プロテスタント諸国(スウェーデンフィンランド)も離脱を考え始めるかもしれず,日本が経済的提携関係を結ぶことができれば非常に将来楽しみです。)

 

日本の外務省防衛省経済産業省も当然そのあたりに気づいていると思われ,この世界史の一ページで日本がどういう動きをしていくか,注目していきたいと思います。

 

【参考】

amazonのレビューではアメリカ礼賛本という向きもあります(確かにそういう面はひていできません)が,情報の新しさと切れ味の鋭さいう点で一読の価値あり。

地政学で読む世界覇権2030

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